カテゴリ: Office Scripts 更新日: 2026/01/13

Office Scriptsの基本!Excel自動化で理解するExcel Script API特有の型

Excel Script API特有の型を理解する
Excel Script API特有の型を理解する

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Office Scriptsのサンプルコードを見ると、WorkbookとかWorksheetとか、見慣れない言葉がたくさん出てきて混乱します…」

先生

「それはExcel Script API特有の型ですね。Excel専用の部品の名前だと思うと分かりやすいですよ。」

生徒

「型って聞くと難しそうですが、全部覚えないとダメですか?」

先生

「よく使う型から順番に意味を理解すれば大丈夫です。今日は初心者向けに、基本となる型だけをやさしく説明します。」

1. Office Scriptsとは?

1. Office Scriptsとは?
1. Office Scriptsとは?

Office Scriptsは、Excel Onlineで使える自動化スクリプト機能です。Excelの「自動化」タブから実行でき、セルの入力、計算、シート操作などをまとめて自動化できます。マウス操作を繰り返さなくても、コードを書くだけで同じ作業を正確に実行できるのが特徴です。

Office Scriptsでは、TypeScriptというプログラミング言語が使われています。その中でも、Excelを操作するために用意された特別な型を「Excel Script API特有の型」と呼びます。

2. Excel Script API特有の型とは何か

2. Excel Script API特有の型とは何か
2. Excel Script API特有の型とは何か

Excel Script API特有の型とは、「Excelの部品そのものを表す型」のことです。たとえば、Excel全体を表す型、シートを表す型、セルの範囲を表す型などがあります。

普段Excelを使うとき、「ブック」「シート」「セル」という言葉を自然に使っていると思います。Office Scriptsでは、それぞれに対応した型が用意されていて、コードの中でExcelを正確に操作できるようになっています。

3. Workbook型の役割を理解しよう

3. Workbook型の役割を理解しよう
3. Workbook型の役割を理解しよう

Workbook型は、Excelファイル全体を表す型です。現実世界で言うと「一冊のノート」や「一つのExcelファイル」そのものだと考えてください。

Office Scriptsのmain関数では、必ずWorkbook型の引数が渡されます。これは「今開いているExcel全体を操作できますよ」という意味です。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
}

このように、Workbook型を起点として、シートやセルへと操作を広げていきます。Excel自動化の出発点となる、とても重要な型です。

4. Worksheet型はシートそのもの

4. Worksheet型はシートそのもの
4. Worksheet型はシートそのもの

Worksheet型は、Excelのワークシートを表す型です。画面下に並んでいる「Sheet1」「Sheet2」といったタブを思い浮かべてください。

Workbook型からWorksheet型を取得することで、「どのシートを操作するか」を決められます。初心者のうちは、現在開いているシートを操作するケースがほとんどです。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet: ExcelScript.Worksheet = workbook.getActiveWorksheet();
  sheet.getRange("A1").setValue("Excel自動化");
}

Worksheet型を使うことで、シート単位の操作が安全に行えます。シート名や位置を意識しなくても済むのが便利なポイントです。

5. Range型はセルや範囲を表す

5. Range型はセルや範囲を表す
5. Range型はセルや範囲を表す

Range型は、Excelのセルやセル範囲を表す型です。A1セルだけでなく、A1からC3のような複数セルもまとめて扱えます。

Excelでマウスをドラッグして範囲選択するイメージと同じです。Office Scriptsでは、その範囲をRange型として操作します。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const range: ExcelScript.Range = sheet.getRange("A1:B1");
  range.setValue("データ");
}

Range型を使うことで、セル操作のミスを防ぎやすくなり、Excel自動化スクリプトが安定します。

6. 値の型とExcel Script APIの関係

6. 値の型とExcel Script APIの関係
6. 値の型とExcel Script APIの関係

Excel Script APIでは、セルに入る値にも型があります。文字、数値、空白などがあり、TypeScriptの型と組み合わせて扱います。

たとえば、数値計算を行う場合はnumber型を意識することで、「文字が混ざって計算できない」といったトラブルを防げます。Excelの見た目は同じでも、内部の型を意識することが大切です。

7. Excel Script API特有の型を理解するコツ

7. Excel Script API特有の型を理解するコツ
7. Excel Script API特有の型を理解するコツ

Excel Script API特有の型は、すべてを暗記する必要はありません。「Excelのどの部分を表しているか」を日本語で説明できれば十分です。

WorkbookはExcel全体、Worksheetはシート、Rangeはセル範囲。この3つをしっかり理解するだけで、Office Scriptsの基本的なExcel自動化はスムーズに書けるようになります。型は難しいものではなく、Excel操作を安全にするための道具だと考えてください。

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