カテゴリ: Office Scripts 更新日: 2025/12/28

Office Scriptsの基本!Excel自動化で使う関数とコードの書き方

Power Automateとの接続準備
Power Automateとの接続準備

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Excelを毎日使っているんですが、同じ作業ばかりで大変です。Office ScriptsとPower Automateをつなぐと楽になるって聞いたんですが、本当ですか?」

先生

「Excel OnlineとPower Automateを組み合わせると、ボタンを押さなくても自動で処理が動くようになります。」

生徒

「パソコンもあまり触ったことがなくて不安です。それでも準備できますか?」

先生

「大丈夫です。今日はOffice ScriptsとPower Automateをつなぐための準備を、超基本から説明します。」

1. Office ScriptsとPower Automateの関係

1. Office ScriptsとPower Automateの関係
1. Office ScriptsとPower Automateの関係

Office Scriptsは、Excel Onlineで動く自動化の仕組みです。一方、Power Automateは「決まったきっかけで自動的に処理を実行するサービス」です。 たとえば「毎朝9時になったらExcelを整理する」「ファイルが保存されたら自動で計算する」といったことができます。

この2つを接続すると、人が操作しなくてもExcelが自動で動くようになります。 難しそうに見えますが、準備はチェック項目をそろえるだけなので、料理の下ごしらえのようなものだと考えてください。

2. Excel Onlineを使う準備

2. Excel Onlineを使う準備
2. Excel Onlineを使う準備

Power AutomateとOffice Scriptsを使うには、Excel Onlineが必要です。 Excel Onlineとは、ブラウザで使うExcelのことです。アプリ版Excelではなく、インターネット上で開くExcelを使います。

まず、OneDriveやSharePointにExcelファイルを保存してください。 これは「自動で動くロボットが、いつでもファイルを見つけられる場所」に置くためです。 パソコンの中だけに保存していると、自動化ができません。

3. Office Scriptsを有効にする

3. Office Scriptsを有効にする
3. Office Scriptsを有効にする

Excel Onlineを開いたら、画面上部にある「自動化」タブを確認します。 ここに「Office Scripts」という機能があります。 もし表示されていない場合は、会社や学校の設定で無効になっている可能性があります。

Office Scriptsは「Excelに動きを覚えさせるメモ帳」のようなものです。 ここに処理を書いておくことで、Power Automateから呼び出せるようになります。

4. Power Automateから呼び出せるスクリプトの条件

4. Power Automateから呼び出せるスクリプトの条件
4. Power Automateから呼び出せるスクリプトの条件

Power Automateと接続するためには、Office Scriptsの書き方に少しだけ決まりがあります。 一番大切なのは、main関数があることです。

main関数とは「このスクリプトを実行したときに最初に動く場所」です。 電化製品でいうと、電源スイッチのような役割です。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  sheet.getRange("A1").setValue("Power Automate準備完了");
}

このようなシンプルなコードでも、Power Automateから実行できます。 難しい処理は不要で、まずは「動くこと」を確認するのが大切です。

5. Power AutomateでOffice Scriptsを使う前の設定

5. Power AutomateでOffice Scriptsを使う前の設定
5. Power AutomateでOffice Scriptsを使う前の設定

Power Automateを使うには、Microsoftアカウントでログインしている必要があります。 Excel Onlineと同じアカウントであることが重要です。 違うアカウントだと、スクリプトが見つからずエラーになります。

Power Automateでは「Excel Online(Business)」というアクションを使います。 ここでOffice Scriptsを選択できるようになっていれば、接続準備はほぼ完了です。

6. Power Automateから実行されるイメージをつかもう

6. Power Automateから実行されるイメージをつかもう
6. Power Automateから実行されるイメージをつかもう

Power Automateは「合図係」、Office Scriptsは「作業係」だと考えてください。 合図が出たら、作業係がExcelを動かします。

たとえば「ボタンを押したらセルに文字を書く」という流れは、次のような役割分担になります。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  sheet.getRange("B2").setValue("自動実行されました");
}

このスクリプトをPower Automateから呼び出すだけで、Excelが勝手に書き換わります。 手で入力する必要はありません。

7. よくあるつまずきポイントと考え方

7. よくあるつまずきポイントと考え方
7. よくあるつまずきポイントと考え方

初心者の方がよく困るのは「何も起きない」「エラーが出る」という状態です。 その多くは、Excel Onlineではなくアプリ版Excelを使っていることが原因です。

また、スクリプトを保存していない場合もPower Automateから見えません。 書いたら必ず保存する、という基本動作を忘れないようにしましょう。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  sheet.getRange("C3").setValue("保存と準備が大切");
}

準備段階では「完璧な自動化」を目指さず、「つながったかどうか」を確認することが一番重要です。

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